研修課程 |
ベーシックT(座学) |
受講条件 |
受講時点で 入門編T(座学)および U(実技)を修了していること |
日 程 |
2024年 9月 7日 (土) 〜 8日 (日) |
会 場 |
清泉クリニック整形外科 東京五反田(品川区東五反田2-3-5 五反田中央ビル2F) |
講 師 |
嵩下 敏文(株式会社創生 代表取締役) |
定 員 |
30名(実技検証の有効性を高めるため最小催行人数を5名とします) |
参加費(税込) |
早期申込早期申込割引 16,000円(8月31日まで)/通常参加費 18,000円 |
FAX用申込書ダウンロード
講座内容
慢性疼痛疾患患者の機能的特徴抽出は、「kinematics」評価のみでは捉えにくく、「kinetics」評価を加えることで科学的な分析が可能となる。その機能的特徴とは「筋出力抑制」と「ROM制限」である。この2つの特徴の誘因を探求していくことは、障害を起こした「成因プロセス」を追従できるどころか、患部以外の機能的関連因子まで治療対象となり、即効性あるプログラム立案が可能となる。
「筋出力抑制」と「ROM制限」の背景を身体力学的環境から探ると、「脊柱の弯曲機能異常(低下)」という機能的問題点にぶつかる。
脊柱・骨盤は最も身体重心近くに位置している。そのため脊柱弯曲機能と仙腸関節機能は、四肢運動の力源(作用力)であると同時に、反力(反作用力)緩衝機能を持ち併せている。言い換えると、脊柱弯曲機能(車でいうサスペンション機能)と仙腸関節機能(車でいうダンパー機能)が、重心移動時における上半身質量(体重)衝撃緩衝と、下肢からの床反力緩衝作用を担っている。
この脊柱弯曲機能の異常は、四肢動作による反力緩衝機能低下を意味する。これによって身体は、反力を緩衝できない分、中枢神経を介して筋出力の抑制系を働かせ、作用力=反作用力という物理(重力場)のルールを保持しようとする。
脳の姿勢制御システムは、物理学ルールをそのまま反映した「能動システム」に、常にコントロールされ、動作に必要な筋力と関節可動域が決定される。
筋力は体の力学的環境に合わせ、常に「筋出力抑制」が生じていること、力学的エネルギー伝達可能な関節可動範囲がROMであり、関節が伝えるエネルギーの大小でROMは容易に変化すること、またなぜ筋出力抑制がおこるのか? なぜROM制限(拘縮・変形)がおこるのか? それらを多彩な実技デモを交えて実践実技を紹介していく。
デモンストレーションのポイント
- 四肢の「筋出力」と「ROM」は脊柱弯曲機能に大きく依存する。
- 運動の力源(作用力)は重心にあり、「動作」とは、身体重心に近い骨盤・脊柱から末梢関節への『力』の伝達・連鎖である。
- 『力の伝達・連鎖効率』が低下した関節に、疼痛は発生しやすい。
- 関節変形及び拘縮は、『力の伝達・連鎖効率』の低下による生体順応反応の結果である。
講師紹介
嵩下 敏文
株式会社創生 代表取締役
Spine Dynamics療法セラピスト上級認定資格
・慢性疼痛疾患患者と健常人における筋質量と体重支持指数の比較検証
・成長痛を有する患者における筋質量と体重支持指数の関係
・姿勢制御アプローチ 〜Spine Dynamics理論による慢性疼痛疾患の捉え方〜
・スポーツ活動におけるメンタルトレーニング
・慢性疼痛症候群の行動変容療法
・Spine Dynamics療法
・慢性疼痛症候群の理解と行動変容
・健常男性成人における大腿四頭筋の最大随意収縮時筋力と筋音図の関係 ほか
講師から参加される方への「お願い」
当ホームページ内の 「コミュニケーション広場」(無料登録)内で議論されている 「Spine Dynamics 療法を語りましょう」(過去スレッドと現スレッド)の討議を事前に通読していただけると講演内容の深い理解が得られます。お時間が許される先生は、是非とも事前学習をお願いいたします。
プログラム
1日目
09:30 - 12:00 講義:ベーシックT座学 Spine Dynamics原理(理論的、学術的背景)
13:00 - 16:30 講義:ベーシックT座学 Spine Dynamics原理(理論的、学術的背景)続き
2日目
09:30 - 12:00 応用実技検証:Spine Dynamics原理
13:00 - 16:30 応用実技検証:Spine Dynamics原理 続き
※ 受付は 9:00 に開始します。
※ プログラムは都合により多少変更することがあります。
参加申込み手順
- 「申し込む」ボタンをクリックし、参加申込フォームからお申し込みください。
- すぐに自動返信メールが届きますので、メールに記載の通りお手続きをお願いいたします。
自動返信メールが届かない場合は、こちらをご確認ください。
また、自動返信メールの記載事項は、こちらでご確認いただけます。<自動返信メール記載事項>
- お申し込み完了後1週間以内に下記口座に振込手続きをお願いいたします。
参加費は、ホームページに記載の通りです。各位でご確認いただき、くれぐれもお間違えのないようお願いいたします。
- 入金が確認出来次第、お申し込みを確定し、別途『研修会参加券』をメール添付にてお送りします。お振込み後、2週間以上経過しても『研修会参加券』が届かない場合は、下記「お問い合わせ先」までご連絡ください。
- 参加費お振り込み先:
口座名義 : 心と体のリハビリテーション研究会
銀 行 名 : みずほ銀行 溝ノ口支店
口座番号 : 普通口座 2454443
- 注意事項
※ 振込手数料はご負担くださいますようお願いいたします。
※ 複数でお申込み場合は、代表者がまとめて振込いただいても結構です。
※ 領収書が必要な方は、研修会当日、受付にお申し出ください。
※ 振込人氏名欄のお名前の前に受付番号をご入力ください。
例)SD0001ヤマダタロウ