研修課程 | ベーシックU(実技) |
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受講条件 | 受講時点で 入門編T座学・U実技、ベーシックT座学を修了していること |
日 程 | 2024年 1月 20日(土)〜 21日(日) |
会 場 | 清泉クリニック整形外科 福岡 (福岡市東区香椎1‐1‐1 二シコーリビング香椎1階) |
講 師 | 藤原 賢吾(清泉クリニック整形外科 福岡 理学診療部長) |
定 員 | 20名(実技検証の有効性を高めるため最小催行人数を5名とします) |
参加費(税込) | 早期申込割引 20,000円(1月13日まで)/通常参加費 25,000円 |
元来、運動学(Kinesiology)は「Kinematics」と「Kinetics」に大別される。臨床ではROMや歩行分析は「Kinematics」評価にあたり、筋力は「Kinetics」評価にあたる。「Kinematics」評価は、角度や距離といった視認できる評価手法なので日常よく使用されるが、「Kinetics」評価に関しては、目に見えない力学的考察を伴うため、その学術・治療学は世界的に遅れている。
近年、障害を「Kinetics」評価で分析し治療する専門家が増え、従来の「Kinematics」評価に「Kinetics」評価を加えると、障害を起こした成因プロセスを追従できるどころか、患部以外の機能的関連因子まで治療対象にでき、即効性のあるプログラム立案が可能になる。
今回のベーシックU実技講習会は「Kinetics」の観点から、姿勢制御中枢である脳の「受動システム」「能動システム」の制御ルールについて、重力ストレスによる身体応答を、聴講者自ら検証実技で確認しながら学ぶ。
脳の姿勢制御システムは、物理学ルールをそのまま反映した「能動システム」に、常にコントロールされ、動作に必要な筋力と関節可動域が決定される。 筋力は体の力学的環境に合わせ、常に「筋出力抑制」が生じていること、力学的エネルギー伝達可能な関節可動範囲がROMであり、関節が伝えるエネルギーの大小でROMは容易に変化すること、また拘縮・変形の発生は、脳の機能環境に対する順応システムであること、それらをわかりやすい図説と多彩な実技デモを交えて実践実技を紹介していく。
当ホームページ内の 「コミュニケーション広場」(無料登録)内で議論されている 「Spine Dynamics 療法を語りましょう」(過去スレッドと現スレッド)の討議を事前に通読していただけると講演内容の深い理解が得られます。お時間が許される先生は、是非とも事前学習をお願いいたします。