◆◇━━━━━◇◆ 心と体のリハビリテーション研究会 ◆◇━━━━━◇◆        〜*−*〜 KOKO-KARA Information 〜*−*〜              第5号:2010.3.28              〜 生命の源=食 〜            http://www.koko-kara.info/ ◇◆◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆◇ 「KOKO-KARA Information」は、心と体のリハビリテーション研究会が主催した 研修会・講演会等に参加された方、ホームページからメルマガの配信を希望さ れた方に月1〜2回、無料で情報を配信するものです。 CONTENTS〈目次〉───────────────────────────  ■ 食事による心身への影響  ■ 食事に関する書籍紹介  ■ 姿勢制御アプローチ講演会 Part2 参加者募集中!  ■ 編集担当者からの一言 ───────────────────────────────────         ■ Contents1:食事による心身への影響 ■ ───────────────────────────────────   今回は次項に掲載した書籍から、食事に関する最新情報について紹介した  いと思います。人間は元来、草食動物(特に果物動物)であり、植物を消化  ・吸収するのに向いていると言われています。そんな中、動物食が主流とな  っている現代食は心身にどのような弊害を引き起こしているのでしょうか。  1)動物食   動物食はその蛋白質構造が複雑で、消化に非常に時間が掛かり、小腸に到  達した時点ではまだ未消化の状態になります。特に日本人は農耕民族であり、  欧米人に比べて腸が長く、停滞する時間が長くなると言われていますので、  未消化の動物食はいずれ腐敗・酸化していきます。下記掲載の「医療革命」  によると、腐敗した動物食から交感神経類似物質の「チラミン」「ドーパミ  ン」や「活性酸素」などが発生し、血中に流されていくことで、心身に悪影  響を与えるとしています。  2)精神・身体面への影響   交感神経と同様の働きを持つ「チラミン」「ドーパミン」は、強酸性であ  ることからも心身の過剰な緊張を促してしまいます。そのため、精神的には  イライラが募り、集中力を欠く結果となります。身体面では筋肉の過緊張を  引き起こし、柔軟性を損なうどころかストレッチ効果を消失させてしまうと  まで言われています。  3)高血圧との繋がり   さらに「チラミン」「ドーパミン」は血管攣縮作用が強く、血管内に取り  込まれると身体各部の血管を収縮させる効果があります。そのため、末梢血  管が細くなり酸素供給が不足すること、血管抵抗が高くなること、慢性的な  交感神経過活動になることで血圧は自ずと高くならざるを得なくなるとのこ  とです。  4)癌・老化との繋がり   「活性酸素」にはその不安定な分子構造により、細胞傷害作用が非常に強  く、あらゆる細胞を傷害します。活性酸素は組織のリモデリングを損なって  しまうので、機能低下=老化を早めることになります。さらに DNAの破壊も  起こすため、細胞変性が生じ、癌細胞の誕生に繋がっていくとも言われてい  ます。 ───────────────────────────────────         ■ Contents2:食事に関する書籍紹介 ■ ───────────────────────────────────   上記の食に関連する書籍をここでご紹介したいと思います。より詳しい内  容が記載されていますので、ぜひご参考にしていただければと思います。  ●「フィットフォーライフ」:    ハーヴィー・ダイアモンド、マリリン・ダイアモンド・松田麻美子(訳)  ●「酵素力革命」「病気にならない生き方」:新谷弘実  ●「スーパー酵素医療」:鶴見隆史  ●「リーダーのための若返りの法則」:松井和義  ●「毒素をためると病気になる 排毒・解毒で病気は治る」:本部千博     ───────────────────────────────────      ■ 姿勢制御アプローチ講演会 Part2 参加者募集中! ■ ─────────────────────────────────── ◇ 姿勢制御アプローチ講演会 Part2 ご参加のおすすめ   今回は Part1に引き続き、「体幹−四肢のバイオメカと心と体の関係」に  焦点を絞った「姿勢制御アプローチ」をテーマに、学術・実践の第一人者の  先生方を講師としてお招きしました。これまでの常識を打ち破り、明確な効  果を得られる治療手法をご紹介いただきます。   参加した方々が新しい知識を習得され、意識の向上と医療の質を高めるこ  とを目的としています。この機会にぜひご参加ください。 ◇ 開催期日   2010年 9月26日(日) 京都会場(京都テルサ)   2010年10月24日(日) 東京会場(よみうりホール)   2010年11月28日(日) 福岡会場(福岡国際会議場) ◇ 参加費   19,000円/1名(税込み)    ※ 2回目以降の方、団体参加の方には割引きがあります。      Part1(前回)参加の方  18,000円/1名      団体割引:5〜9名様まで 17,500円/1名           10名様以上  16,500円/1名 ◇ プログラム(10:00〜17:30)   講演1 Spine Dynamics理論 Part1       〜全ての慢性疼痛疾患の治療対象は            「慢性疼痛を許している身体物理的環境」である〜         脇元 幸一         清泉クリニック整形外科 スポーツ医学センター施設長   講演2 身体姿勢制御         福井 勉         文京学院大学 保健医療技術学部 教授   講演3 心とカラダの動きをいかに促すか         山口 光國         有限会社フィジストレーナー 代表取締役 ◇ 内容の詳細・お申し込みはホームページで!   [トップページ]→[KOKO-KARA研究会主催の研修会]    http://www.koko-kara.info/kensyukai/index.html    ☆ お申し込みは携帯電話からも可能です。     http://www.koko-kara.info/i ───────────────────────────────────            ■ 編集担当者からの一言 ■ ───────────────────────────────────   今回は視点を変えて、心身と食事との繋がりを紹介してみました。リハビ  リ場面では、心身不調の原因が食事にあると考えることは少ないと思います。   食事による腸内の腐敗は、交感神経活動が優位な身体環境に至り、筋出力  が抑制されて慢性疼痛の引き金になるからです。さらには、心身不調の症状  と高血圧・癌・老化は同じ原因で起こるということにも驚かれる方が多いか  と思います。   しかし、食生活に関する著者は、「生活環境に関するあらゆるものが私た  ちの健康状態に影響を及ぼしているが、生命に関するものの中では特に、私  たちの毎日食べている物ほど、体に悪影響を与えているものは、ほかにない」  と述べています。食事は、異物を体内に取り込む(しかも毎日)作業である  ため、他の環境因子に比べると身体への影響度が大きいと考えることができ  ます。私自身も食事の効果を実感したり、患者に脱動物食を紹介することで  治療効果が高まることを経験しています。ストレッチ、柔軟体操以前に食習  慣の見直しもセラピストに求められる技術かもしれませんね。 **********************************************************************      − 最後までお読みいただきありがとうございました − 「KOKO-KARA Information」は、心と体のリハビリテーション研究会が主催  した研修会・講演会等に参加された方、ホームページからメルマガの配信  を希望された方に月1〜2回、無料で情報を配信するものです。   ※バックナンバーはホームページに掲載しています。    今後,このようなメールの配信が不要な方は、お手数をおかけしますが、  タイトル欄に「配信不要」とご記入の上、返信してください。  また、アドレスの変更等がございましたら、その旨ご連絡ください。       発 行 : 心と体のリハビリテーション研究会       e-mail : info@koko-kara.info       URL : http://www.koko-kara.info/ *********************************************************************